千葉県南房総館山市にある曹洞宗のお寺です。水子供養・永代供養・ご祈祷などのお申し込みは当山まで。坐禅体験もあり。

曹洞宗 正木山西光寺

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法話

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四諦--苦諦その4 病苦その2 病気にならない生き方その24
アレルギーその8 戦争アレルギーその4 平成27年9月

ついに「安保法成立」・・・日本中に衝撃が走りました。
実に残念ですが、ほんとうの戦いはこれからです。
「戦争アレルギー」をさらに発症させ、間違った平和ボケを覚醒させ、「日本の良識」が「日本を取り戻す」までがんばるしかありません。

日本は70年に亘り平和主義を貫き世界から羨望と尊敬を集めてきた国です。
ところが「雇われ人」が「ご主人様」の信条に逆らい、勝手に「家訓」を破り平和主義から戦争主義へと強引に舵を切ったのです。
これはまさに「ご主人様」に対する裏切りであり、れっきとした謀反です。

明らかに憲法を無視し立憲主義を踏みにじった、為政者による主権者たる国民に対するクーデターであり、まさに国家反逆罪です。
謀反人は断罪されるべきです。

下剋上は戦国時代の定番であり、歴史的次元に限られたものだと思っていましたが、今回起こったのは紛れもないその現代版だったのです。
「歴史は繰り返す」?そんな悠長なものではありません。

事は重大です。
「ご主人様」がこれからは謀反人の敬愛する「親分」の手下となり、命令に従って世界中どこでも武器をもって出掛けねばなりません。
「ご主人様」の命が明らかに危険に晒されることになってしまったのですから。

大量破壊兵器があるとウソから始まったイラク戦争では、10万人が殺され、この戦争の結果から生まれたのがIS(イスラム国)という異常な集団であり、戦乱は拡大の一途です。日本はアメリカを支援した以上結果に責任があるのです。

シリアではなんと国民の半数以上が難民となっているのです。
その数国内に留まっているのが760万人、外国へ逃れたのが409万人とか。そのうちの34万人が今欧州に押し寄せているのです。

まさに異常事態、とんでもないことが中東から欧州で起こっているのです。
各国の難民の受け入れの割り当てがはじまりました。
アメリカは10万人の受け入れを決めましたが、難民嫌いで有名な日本とて知らんふりは許されません。

アメリカのブッシュもイギリスのブレアもその後イラク戦争の誤りを認めましたが、追随した日本は未だ誤りを認めていません。
そんなイラク戦争の検証も反省もないまま更にアメリカ軍に加担するための法案が通ってしまったのです。

安倍政権とその支持者は、これで強い親分、アメリカの庇護が一層強まり、戦争の抑止力がさらに強まったと思っているのでしょう。が、果たしてそうでしょうか。
現実はそう甘くはありません。
アメリカにとって日本は日本が思っているほど相思相愛の相手ではないのです。
日本が「片思い」でアメリカは「肩重い」なのです。

アメリカは、ベトナム戦争以来アフガン、イラクなど長い間いろいろな戦争に関わり国力も民意も疲弊しています。
自分(アメリカ)にとって少しでも戦争を肩代わりしてくれる戦友、イヤ子分が是非欲しいのです。

そんなアメリカにとって、日本は安倍のおじいちゃん岸信介以来恰好の子分だから、顕示欲と名誉欲の強い安倍を煽てれば自分(アメリカ)の軍事的、経済的負担がかなり減らせると目論んだのは当然でしょう。
そんな目論見にまんまと乗せられ安倍さんはアメリカ議会で大見栄を切ったのです。

民主主義を絶対視するアメリカ人の眼に、自国の憲法を蔑ろにする日本の総理大臣はどう映ったのでしょう。
拍手喝采の裏に隠された彼らの本心は、「なんとバカな総理だろう、こんな人間を総理にしてしまった日本国民はじつに哀れだ。」と思ったに違いありません。

国会の議論も決議もないまま、集団的自衛権というお土産を携えアメリカ議会の壇上で得意満面でアメリカに諂う彼をみて多くの日本人が唖然とさせられました。
日本の民主主義の尊厳がかなぐり捨てられたのですから、こんな屈辱はありません。

昨年の女性セブンの調査で日本女性に嫌われている男の第一位に輝いたのはなんと安倍晋三さんだったのです。
貧相な男が、お店で「さすがシャチョー」とか、「お兄さんイケメンね」などとおだてられてうかつに喜んでいると、大体あとから法外な代金を請求されるのです。

安倍さんはすでに嬉々としてお店に入り、オバマや米議会のもてなしを受けてしまったのです。
その対価は何なのか。これから何が起こるのか予見できない男。
安倍さんをそんな貧相な男だと見抜いたのはさすが大和撫子です。

アメリカに追随さえすれば大丈夫という強迫観念が安保法の本質です。
しかし、日本にとって同盟関係が強化されたといってもいざという時にアメリカがほんとうに助けてくれるのでしょうか。

だいたい親分子分の関係でどこかとケンカが始まったら、まず先鋒に立つのは子分じゃないですか。
どんな戦いでも先陣を切るのは一兵卒です。
将校は命令するだけでいつも前線からはなれて傍観です。
日米同盟関係の実態が親分子分である以上、その図式は同じです。

では、一番懸念される日本有事の場合はどうでしょう。
日本は親分の命令に従って世界中どこでもケンカをしに行くことになった訳ですが、親分から見て遠いアジアの、まして日本近海の自分の事であれば、親分は、俺は後から行くから先に自分でやってみろ、と言ってせいぜい「後方支援」でしょう。

中国共産党機関紙、人民日報は早速反応を示し、「中国ができることはただ一つ、軍事面で自らをさらに大きくし、日本の妨害を乗り越えることしかない」と伝えています。ISも「日本人はアメリカ人と同等と見なし、殺害の対象とする」と声明を出しました。

日本を「一国平和主義」と批判する人もいますが、日本はこれまで世界のすべての国と安定した関係を保ってきたのです。
どの国とも仲良くやるのが日本の立ち位置だったのです。イヤ、「だった」にしたらダメなのです。

これからは海外に派遣された自衛隊には武器を使わなければいけない任務が与えられ、躊躇なく引き金を引くことが求められます。
そこには必ず民間人への誤射が発生し、そこから憎しみの連鎖が始まるのです。火を見るより明らかなことです。

自衛隊は「戦争をしない」「人を殺さない」からこそ、諸国の国民から支持を得てきたのです。
日の丸は世界からみたら信頼と安全の象徴だったのです。
そんなお墨付きだった日の丸がこれからは星条旗と並んで敵の標的になるのです。

これからはアメリカが「敵」とする相手は、すべて日本の敵になるのです。
祖国日本のためならば、という大義名分もない、国民の理解も負託もない、そんな安保法によって自衛隊に命をかけさせる。そんな不条理はありません。

そもそも常識からして明らかに憲法違反だとわかる、そんなデタラメな法案に賛成する人の良識を疑います。
特に与党議員の中には、個人的信条から法案には不本意な者も相当いた筈です。
己の信念と誇りと魂を投げ捨てても恥を感じない輩です。

そんな中にあって只一人最後まで信念を貫いて造反した自民党議員がいます。
愛媛県出身の村上誠一衆議院議員です。なんでも村上水軍の末裔とか、ご先祖様はさぞ「村上」の名誉が守られたと喜んでいるでしょう。
そんな、国民の主権を踏みにじった輩と、造反した村上氏と、後世の歴史がどちらを評価するかは言うまでもありません。

SEALDsの大学生の奥田愛基さんは、国会の公聴会の場で堂々と意見を訴えられ、「連休が明けたら忘れるだろうなどと、国民をバカにしないでください。まさに、『義を見てせざるは勇なきなり』です」と、自己保身しか考えない確信犯的与党議員に対して、痛烈に批判されました。
一大学生に国会議員たちが"説教"されるという、何というお粗末でしょう。

いま、政治がおかしい、自分たちの未来を守ろうと、高校生をはじめとした若者たちが、ママさんたちが、一般市民が、平和ボケから覚醒した「日本の良識」が立ち上がりはじめました。
抗議の声は国会前から日常へと舞台を移し、「安保反対第2章」が始まったのです。

合掌

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