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仏教とは・・・

お釈迦様が二千五百年ほど前に宇宙の成り立ちを発見されました。
「発見」ですから、これは「真理」を見極められたということです。
これを「お悟り」といいます。
このお悟りを基にお釈迦様は仏教を確立され布教されました。

仏教の目的とは、一言で申せば、人が幸せになるための教えだということです。
お釈迦様は真理と道理に遵った生き方をすれば必ず幸せになれると説かれました。
つまり、幸せになるためには真理に沿った生き方が必要なのです。

真理を「法」といいます。
人の作った「法」は都合でいくらでも変えられますが、真理の法は絶対であり、万物に平等なのです。これを「仏法」と言います。
法律に反すると罰があるように、仏法に反するとやはり罰があります。
その罰は「因果の法則」により百パーセント実証されます。

仏教の根本教義は「縁起論」とも言われています。
宇宙の森羅万象はすべて縁起によって流されています。
だからこそ仏教は「修善奉行・諸悪莫作」と説いています。
善いことをしなさい。善いことをすれば良い結果が生まれ、
悪いことをすれば悪い結果が生まれると力説しているのです。

実に明快な理論です。
このように仏教はしごく当然のことを教えているのです。
当然のことが大人になるほど難しくなるのはなぜでしょう。
人が幸せになるためには、まず「善いこと」をすることです。

死んですべてが終わることにはなりません。
先に述べたように、生死一如ですから死後も因縁の流れに逆らうことはできないのです。
昨今の世相は、詐欺、暴力、殺人など犯罪のニュースばかり。
どんどん人が悪くなっているように思えてなりません。

「因縁」を信じない人が悪いことをするのです。
来世を信じない人は決して幸せな来世には往けません。
仏の世界を信じない人が仏の世界に往ける訳がありません。
子供達にとっても大変な受難の時代です。
いつ、どこで犯罪に巻き込まれるかわかりません。
子供がダメになったら人類は終わりです。

テロや戦争も増えています。
社会環境のみならず自然環境も悪化の一途です。
自然のしっぺ返しか、自然災害も増えています。
果たしてこの先人類はどうなってしまうのでしょう。

繰り返しになりますが、仏教は人が幸せになるための教えなのです。
今こそ、お釈迦様の正しい教えに目を向ける時です。
正しい生き方、正しい生活にこそ幸せと平和があるのです。
家族が、社会が、世界が平和になるための教えなのです。

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